专利摘要:
本発明は、燃焼機関(2)の排気ガスを再循環させる構造および方法に関するものである。この構造は、燃焼機関(2)へ排気ガスを戻す戻りライン(11)と、燃焼機関へ導かれる前に排気ガスを冷却するEGRクーラー装置(14,15)とを含む。この構造はまた、EGRクーラー装置(14,15)内に生じる凝縮液を集めるための容器装置(15c)と、容器装置(15c)をEGRクーラー装置(14,15)における排気ガス流路部に連結するライン(24)と、容器装置(15c)から凝縮液をEGRクーラー装置(14,15)における排気ガス流路部へ導くように適用される駆動手段(25,27)とを含む。
公开号:JP2011505519A
申请号:JP2010536885
申请日:2008-11-18
公开日:2011-02-24
发明作者:カルドス、ゾルタン;セーデルベリィ、エリック
申请人:スカニア シーブイ アクチボラグ;
IPC主号:F02M25-07
专利说明:

[0001] 本発明は、特許請求の範囲における請求項1および請求項11の前文に記載された燃焼機関の排気ガスを再循環させる構造および方法に関するものである。]
背景技術

[0002] EGR(排気ガス再循環)と称される技術は、燃焼機関における燃焼過程で生じた排気ガスの一部を、燃焼機関へ空気を供給するラインへと戻りラインを経て戻すように導く公知の方法である。空気と排気ガスとの混合気は、燃焼が行われる機関シリンダへと吸気ラインを経て供給される。空気に排気ガスを加えることで低燃焼温度をもたらし、特に窒素酸化物NOxの含有量が少ない排気ガスを生じることになる。この技術はオットー機関およびディーゼル機関の両方に利用される。]
[0003] 米国特許第6904898号明細書]
[0004] 排気ガス用の戻りラインは、特に、所望量の排気ガスを再循環させるように設定することのできるEGRバルブを含む。特に燃焼機関の負荷に関する情報に基づいてEGRバルブを制御するために、電気的制御ユニットが適用される。戻りラインはまた、排気ガスが空気と混合されて機関へ導かれる前に、戻りライン内の排気ガスを冷却するよう適用される少なくとも1つのEGRクーラーを含む。時間の経過につれて排気ガスからEGRクーラーの内面に煤が必然的に付着し、EGRクーラーの熱伝達性能を損なうと同時に、EGRクーラーを通る排気ガスの流れに対する抵抗を強めることになる。付着した煤の存在は内燃機関の性能を低下させ、また、排気ガス中の窒素酸化物の含有量を増大させる。]
先行技術

[0005] 米国特許第6904898号は、冷媒によりEGRクーラー内で再循環排気ガスを冷却する過給式燃焼機関の排気ガス再循環構造を提供している。この冷媒が閾値温度よりも低ければ、EGRクーラー内で凝縮を生じるような温度にまで排気ガスが冷却されてしまう危険がある。正常運転状態では、冷媒が前記閾値温度よりも低い温度のときは、凝縮の発生を防止するために、EGRクーラーを通る排気ガスの再循環は許されない。しかしながらEGRクーラーが付着した煤の洗浄を必要とする状況になった場合には、冷媒が前記閾値温度よりも低い温度のときでも排気ガスはEGRクーラーを通る再循環を許されることになる。その場合、EGRクーラーの内面に凝縮が生じて、そこに付着している幾分かの煤を効果的に溶解する。しかしながら再循環する排気ガスは、EGRクーラーを通して流れる間、凝縮温度よりも高い温度にある。実質的にこの唯一の結果として、EGRクーラーの最終部分内で凝縮を生じ、また、EGRクーラーのこの最終部分の内面を洗浄することになる。]
発明が解決しようとする課題

[0006] 本発明の目的は、簡単且つ効果的なやり方でEGRクーラー装置の内面を排気ガスの煤が付着しない状態に保持する構造および方法を提供することである。]
課題を解決するための手段

[0007] この目的は、特許請求の範囲の請求項1において特徴を記載する箇所に表された内容を特徴とする冒頭に説明した種類の構造によって達成される。内燃機関において再循環される排気ガスは、圧縮空気と混合されて燃焼機関へ導かれる前に、1つ以上のEGRクーラーを含むEGRクーラー装置で冷却される。排気ガスが効果的に冷却されるならば、EGRクーラー内の或る箇所で排気ガス中の水蒸気が凝縮する温度に達する。したがって、EGRクーラー装置のその箇所から、排気ガスがEGRクーラー装置から排出される開口までの間で凝縮が生じることになる。燃焼機関からの排気ガスは、通常、少量の硫黄を含有している。その結果、EGRクーラー装置内で凝縮する水蒸気は、pH値が低い凝縮液を生じることになる。この凝縮液は、EGRクーラー装置内に付着した煤を除去する洗浄剤としての使用に非常に適している。燃焼機関の運転時に通常は凝縮が生じているEGRクーラー装置から最も離れた下流の部分は、これにより通常は実質的に煤の付着はない。本発明によれば、生じた凝縮液はEGRクーラー装置の他の部分の洗浄にも使用される。したがって凝縮液は、ラインを通してEGRクーラー装置における排気ガスの流れに凝縮液を導入して混合させる適当箇所へと導かれる前に、容器装置に蓄えられる。壁面から取除かれた煤付着物は排気流によってEGRクーラー装置から排除される。しかしながら、暖かい排気ガスは比較的迅速に凝縮液を蒸発させてしまう。この蒸発により、排気ガスはEGRクーラー装置内で余計に冷却されることになる。したがって排気ガスは、凝縮液が供給される状態ではEGRクーラー装置内で一層迅速に冷却される。それ故に、排気ガス中の水蒸気は比較的早急に凝縮温度に達し、EGRクーラー装置内のさらに上流の位置で凝縮が生じることになる。適当量の凝縮液の供給は、EGRクーラー装置の、凝縮液を導入する位置よりも下流に位置する実質的に全ての内面を凝縮液で覆って、煤付着物を洗浄できるようにする。]
[0008] 本発明の好ましい実施例によれば、EGRクーラー装置へ凝縮液が導入される箇所である排気ガスの前記流れ部は、EGRクーラー装置における排気ガスの入口部の近くに位置される。このことは、EGRクーラー装置の実質的に全ての内面が少なくとも短時間内に凝縮液で覆われて、煤付着物を洗浄できることを意味する。前記容器装置はEGRクーラー装置における排気ガスの出口部の近くに位置決めされることが有利である。凝縮はEGRクーラー装置の端部で最も大量に生じ、配置された容器装置に実質的に直接集めることができる。EGRクーラー装置内で早い段階に生じる凝縮液は、排気流によって出口部へ運ばれ、その箇所に溜まる。EGRクーラー装置が通常の構造の空冷式EGRクーラーを含む場合、凝縮液はEGRクーラーの出口タンクの底部に蓄えられることになる。]
[0009] 本発明の他の好ましい実施例によれば、前記駆動手段は凝縮液をEGRクーラー装置に供給すべきときに作動するよう適用されるポンプを含む。ラインの適当位置にポンプを配置することで、凝縮液は所望時に所望量をEGRクーラー装置へ供給することができる。燃焼機関が運転される間、凝縮液は実質的に連続して、または特定の時間間隔を置いて供給される。あるいは、EGRクーラー装置を通して流れる排気ガスの圧力降下または冷却能力を検出することができる。EGRクーラー装置を通して流れる排気ガスの大きな圧力降下または小さな冷却能力は、洗浄が必要なことを表す。これに代えて、前記駆動手段は、凝縮液がEGRクーラー装置に導入される箇所であるEGRクーラー装置における排気ガスの前記流れ部が、隣接する流れ部に比較して局部的に狭窄されるように形成されることを含み得る。したがってこの狭窄された流れ部を流れる排気ガスは速度が大きくなり、これにより該当部分における静圧は低下される。したがって凝縮液を集合容器からラインを通して前記流れ部へ吸引することができる。このラインは、EGRクーラー装置への凝縮液の流れを調整するバルブを含むことが有利である。それ故に、凝縮液は所望時および所望量に基づいて供給することができる。この構造は、前記駆動手段を制御して、凝縮液を所望時および所望量に基づいて供給するように適用される制御ユニットを含むことが好ましい。適当なソフトウェアを備えたコンピュータユニットとされ得るこの制御ユニットは、排気ガスと接触するEGRクーラー装置の内面全体が実質的に煤付着物のない状態を維持するように凝縮液で洗浄されることを可能にする。したがってEGRクーラー装置の性能は、燃焼機関の運転の間、実質的に変化しない状態に維持される。]
[0010] 本発明の好ましい実施例によれば、EGRクーラー装置は排気ガスに第1の冷却段階を行うように適用される第1のEGRクーラーと、排気ガスに第2の冷却段階を行うように適用される第2のEGRクーラーとを含む。約500〜600℃の温度から周囲温度に近い温度までの排気ガスの冷却は、複数の段階において排気ガスを冷却すれば容易になる。このために、排気ガスは第1のEGRクーラーで冷媒により冷却される。この冷媒は、燃焼機関の冷却系統の冷媒の形態となされ得る。この冷媒は、確かに比較的高温となるが、それでも第1のEGRクーラーに導かれる排気ガスよりも明らかに低い温度である。排気ガスは、第2のEGRクーラー装置において周囲温度の空気によって冷却することができる。これにより、排気ガスは周囲温度に近い温度にまで第2の冷却段階で冷却され、また、圧縮空気が過給空気クーラーで冷却される温度に等しい温度にまで冷却される。]
[0011] 上述した目的はまた、特許請求の範囲の請求項11において特徴を記載する箇所に表された内容を特徴とする冒頭に説明した種類の方法によっても達成される。]
[0012] 本発明の好ましい実施例は、以下に添付図面を参照して例を挙げて説明される。]
図面の簡単な説明

[0013] 過給式燃焼機関の排気ガスを再循環させる戻りラインを備えた構造を示す概略図である。
戻りラインのEGRクーラーを洗浄する構造の第1の実施例を示す概略図である。
戻りラインのEGRクーラーを洗浄する構造の第2の実施例を示す概略図である。
図3の区域Aの断面を示す横断面図である。] 図3
[0014] 図1は過給式燃焼機関2を駆動源とする車輌1を示す。車輌1は過給式ディーゼルエンジンによって駆動される重車輌とされ得る。過給式燃焼機関2のシリンダから排出される排気ガスは、排気マニホルド3を経て排気ライン4へ導かれる。排気ライン4内の、大気圧よりも高い圧力であろう排気ガスは、ターボユニットのタービン5へ導かれる。したがってタービン5は、連結部を経て圧縮機6へ伝えられる駆動力を発生させる。圧縮機6は空気フィルタ7を経て空気ライン8へ導かれる空気を圧縮する。過給空気クーラー9は空気ライン8に配置される。過給空気クーラー9は車輌1の前部に配置される。過給空気クーラー9の目的は、圧縮空気が過給式燃焼機関2へ導かれる前にそれを冷却することである。圧縮空気は過給空気クーラー9において、ラジエータファン10によって過給空気クーラー9を通して流される周囲空気によって冷却される。ラジエータファン10は適当な連結手段を介して燃焼機関2で駆動される。] 図1
[0015] 燃焼機関2は排気ガスを再循環させるEGR(排気ガス再循環)システムを備えられる。エンジンのシリンダに導かれる圧縮空気に排気ガスを加えることで燃焼温度が低下し、したがって燃焼過程で形成される窒素酸化物NOx の含有量も減少する。排気ガスを再循環させる戻りライン11は排気ライン4から空気ライン8へ伸長する。戻りライン11は、それを通る排気ガスの流れを遮断できるEGRバルブ12を含む。EGRバルブ12は、排気ライン4から戻りライン11を経て空気ライン8へ導かれる排気ガス量の無段階制御にも使用できる。戻りライン11は、再循環される排気ガスの2段階冷却を行うために第1のEGRクーラー14および第2のEGRクーラー15を含む。過給式燃焼機関2においては、或る運転状態で、排気ライン4内の排気ガスの圧力が入口ライン8の圧縮空気の圧力よりも低くなる。そのような運転状態では、特別な補助手段なくして戻りライン11内の排気ガスを空気ライン8内の圧縮空気と直接に混合させることはできない。そのために、例えば、幾何学形状の可変のベンチュリ16またはターボユニットを使用することができる。燃焼機関2が過給式オットー機関であるならば、戻りライン11内の排気ガスは直接に空気ライン8へ導くことができる。何故なら、オットー機関の排気ライン4内の排気ガスは実質的に全ての運転状態の下で空気ライン8内の圧縮空気よりも高圧だからである。排気ガスが空気ライン8内の圧縮空気と混合されると、その混合気はマニホルド17を経て燃焼機関2のそれぞれのシリンダへ導かれる。]
[0016] 燃焼機関2は、循環する冷媒を収容している冷却システムによって通常方法で冷却される。冷媒ポンプ18は冷媒を冷却システム内で循環させる。この冷媒ポンプ18は燃焼機関2を通して冷媒の相当の流れを循環させる。冷媒は、燃焼機関2を冷却すると、冷却システムのサーモスタット19へ向けてライン21内を導かれる。冷媒が正常作動温度に達すると、サーモスタット19は冷媒を冷却するためにラジエータ20へ導くように適用される。しかしながら、冷却システム内の冷媒の一部はライン22を経て第1のEGRクーラー14へ導かれ、再循環排気ガスの第1の冷却段階に携わる。冷媒は第1のEGRクーラー14において排気ガスを冷却すると、ライン23を経てライン21へ戻される。暖まった冷媒は、車輌1の前部に取付けられたラジエータ20で冷却される。ラジエータ20はこの位置にあっても、空気流の意図された流れ方向に対して過給空気クーラー9および空冷される第2のEGRクーラー15よりも下流に取付けられている。
第2のEGRクーラー15および過給空気クーラー9がこのように位置決めされることにより、圧縮空気および再循環排気ガスは周囲温度に近い温度にまで冷却されることができる。空気および排気ガスは小さな比容積を占めるように冷却され、これにより大量の空気および再循環排気ガスが燃焼機関のシリンダに供給できるようになる。]
[0017] 時間が経過すると、排気ガスと接触するEGRクーラー14,15の内面に煤付着物が必然的に形成される。したがって、EGRクーラー14,15の熱伝達の能力が害され、これと同時に、EGRクーラー14,15を通る排気ガスの流れに対する抵抗が増大する。煤付着物の存在は燃焼機関の性能を低下させ、また、排気ガス中の窒素酸化物の含有量を増大させる。排気ガスが第2のEGRクーラー15で冷却されるとき、通常は、一般的な圧力での水蒸気の凝縮温度よりも低い温度にまで冷却される。したがって、凝縮液が第2のEGRクーラー15内に発生する。燃料および排気ガスが少量の硫黄を含有している事実によって、低いpH値の凝縮液が生じることになる。したがって、この凝縮液は煤付着物を除去する洗浄剤としての使用に非常に適している。このように、第2のEGRクーラー15に発生する凝縮液は、このEGRクーラー15の下流側部分を煤地物のない状態に実質的に維持する。]
[0018] 図2は第1のEGRクーラー14および第2のEGRクーラー15の両方から煤付着物の洗浄を可能にする構造の一実施例を示す。第2のEGRクーラー15は、第1のEGRクーラー14における第1の冷却段階を経た戻りライン11内の排気ガスを受取る出口タンク15aを含む。第2のEGRクーラー15は、冷却部15bを通して流れる周囲空気によって排気ガスを冷却するラジエータ部15bを含む。第2のEGRクーラー15はまた、冷却した排気ガスを受取る出口タンク15cを含む。第2のEGRクーラー15においては、通常、排気ガスはEGRクーラー15内で凝縮液が発生する温度にまで冷却される。この凝縮液は出口タンク15cの底部15dに溜まる。この構造は、出口タンク15cの底部15dを第1のEGRクーラー14の入口部14aに連絡するライン24を含む。第1のEGRクーラー14は、ここでは、向流式熱交換器の形態をしており、排気ガスは燃焼機関の冷却システムからの冷媒で冷却され、冷媒はライン22を経て第1のEGRクーラー14内へ、またライン23を経て第1のEGRクーラー14外へ導かれる。ライン24は、出口タンクの底部15dから第1のEGRクーラー14の入口部14aへ凝縮液を送るポンプ25を含む。とりわけ、出口タンク15cの底部15dの凝縮液レベルを検出するセンサー27からの情報に基づいてポンプ25を制御するために制御ユニット26が適用される。] 図2
[0019] 燃焼機関2の運転の間、EGRバルブ12が開かれると、暖かい排気ガスは戻りライン11を通して戻される。排気ガスは、第1のEGRクーラー14に至るときの温度は500〜600℃である。この排気ガスは、第1のEGRクーラー14において冷媒によって第1の冷却段階を受ける。排気ガスが第1のEGRクーラー14で冷却されたならば、戻りライン11内を第2のEGRクーラー15へと導かれ、そこで周囲温度の空気によって第2の冷却段階を受ける。第2のEGRクーラーの冷却部15b内の箇所で、排気ガスは、それに含まれる水蒸気が第2のEGRクーラー15の内面に凝縮し始める温度となる。生じた凝縮液は前記箇所から出口タンク15cまでの、ラジエータ部15b内の全ての煤付着物を溶解する。過給式燃焼機関2の運転時には、通常、比較的大量の凝縮液がラジエータ部15bの下流部分に生じる。この支持体凝縮液は出口タンク15cの底部15dに溜められる。]
[0020] 適当な時間間隔を置いて、制御ユニット26はポンプ25を駆動し、これによりライン24を通して出口タンクの底部15dから第1のEGRクーラーの入口部14aへ凝縮液を送る。センサー27が第2の出口タンクの底部15dに凝縮液が十分に溜まっていないことを示したならば、制御ユニット26はポンプ25を作動させる。第1のEGRクーラー14に導かれた凝縮液はそこの内面に付着している煤付着物を溶解する。排気ガスの流れにより煤付着物は壁面から除去され、第1のEGRクーラー14から排出される。しかしながら、暖かい排気ガスは比較的急速に凝縮液を蒸発させる。この蒸発は、第1のEGRクーラー14内で排気ガスをさらに冷却させることになる。したがって、第2のEGRクーラー15へ導かれた排気ガスは、凝縮液が第1のEGRクーラー14へ導かれる状況での標準状態よりもさらに低い温度になる。この結果、第2のEGRクーラー15内の水蒸気はかなり急激に凝縮温度に達し、ラジエータ部15b内で早期に凝縮液を生じることになる。適当量の凝縮液を第1のEGRクーラーの入口部14aへ供給することで、2つのEGRクーラー14,15の内面の実質的に全てを凝縮液で覆い、煤付着物を洗浄できるようになる。]
[0021] 図3および図4はこの構造の代替実施例を示す。この例では、ライン24は制御ユニット26で制御されるバルブ28を含む。制御ユニット26は、ここでも、出口タンク15cの底部15dにおける凝縮液レベルに関するセンサー27からの情報を受取ることができる。図4は、第1のEGRクーラー14の入口部14aの断面図を示す。排気ガスの局部的に狭窄する流路部29を形成している壁部分が入口部14aに備えられていることを示す。ライン24は、この狭窄流路部29内にオリフィスを有する。戻りラインを通って流れる排気ガスは、この狭窄した流路部29内で一層速い流速を得る。したがって、狭窄した流路部29内で静圧は低下する。この結果、狭窄した流路部29の圧力は出口タンク15cの底部15dの支配的な圧力よりも低くなる。制御ユニット26がバルブ28を開いている状況の間、凝縮液は出口タンクの底部15dから第1のEGRクーラー14の入口部14aへ吸引される。制御ユニット26は、適当量の凝縮液がEGRクーラー14,15に供給されて両クーラーの煤付着物を洗浄するように、特定の時間にわたってバルブ28を開いたままに保持することができる。] 図3 図4
実施例

[0022] 本発明は図示実施例に限定されることはなく、請求項に記載の範囲内で自由に変化させることができる。例とする実施例では、2つのEGRクーラーが使用される。それでも本発明は、1つ、または2つ以上のEGRクーラーを含むEGRクーラー装置に応用できる。凝縮液は、EGRクーラーにおける排気ガス用の入口に供給される必要はないが、EGRクーラーの他の箇所に供給することができる。凝縮液はまた、1つ以上のEGRクーラーの多数の異なる箇所に供給することもできる。]
[0023] 1車輌
2過給式燃焼機関
3排気マニホルド
4排気ライン
5タービン
6圧縮機
7空気フィルタ
8空気ライン
9過給空気クーラー
10ラジエータファン
11戻りライン
12EGRバルブ
14 第1のEGRクーラー
14a 入口部14
15 第2のEGRクーラー
15a出口タンク
15bラジエータ部すなわち冷却部
15c 出口タンク
15d 底部15d
16ベンチュリ
17マニホルド
18冷媒ポンプ
19サーモスタット
20 ラジエータ
21,22,23,24ライン
25ポンプ
26制御ユニット
27センサー
28バルブ
29流路部]
权利要求:

請求項1
燃焼機関(2)へ排気ガスを戻す戻りライン(11)と、燃焼機関(2)へ導かれる前に排気ガスを冷却するEGRクーラー装置(14,15)とを含む燃焼機関(2)の排気ガスを再循環させる構造であって、EGRクーラー装置(14,15)内に生じる凝縮液を集めるための容器装置(15c)と、容器装置(15c)をEGRクーラー装置(14,15)における排気ガス流路部に連結するライン(24)と、容器装置(15c)から凝縮液をEGRクーラー装置(14,15)における排気ガス流路部へ導くようになっている駆動手段(25,27)とを含むことを特徴とする構造。
請求項2
凝縮液がEGRクーラー装置(14,15)へ導かれる箇所である前記排気ガス流路部がEGRクーラー装置(14,15)内の排気ガス用の入口部(14a)に接近して配置されたことを特徴とする請求項1に記載の構造。
請求項3
前記容器装置(15d)がEGRクーラー装置(14,15)における排気ガス用の出口部(15c)に接近して配置されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の構造。
請求項4
凝縮液をEGRクーラー装置(14,15)に供給すべきときに作動するようになっているポンプ(25)を前記駆動手段が含むことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の構造。
請求項5
前記駆動手段は、凝縮液がEGRクーラー装置に導入される箇所であるEGRクーラー装置における排気ガスの前記流れ部が、隣接する流れ部に比較して局部的に狭窄されるように形成されることを含むことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の構造。
請求項6
ライン(24)が、EGRクーラー装置(14,15)への凝縮液の流れを調整できるバルブ(28)を含むことを特徴とする請求項5に記載の構造。
請求項7
前記駆動手段を制御して、凝縮液を所望時および所望量に基づいて供給するようになっている制御ユニット(26)を含むことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の構造。
請求項8
EGRクーラー装置は排気ガスに第1の冷却段階を行うようになっている第1のEGRクーラー(14)と、排気ガスに第2の冷却段階を行うようになっている第2のEGRクーラー(15)とを含むことを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の構造。
請求項9
排気ガスは第1のEGRクーラー(14)において冷媒によって冷却されることを特徴とする請求項8に記載の構造。
請求項10
排気ガスは第2のEGRクーラー(15)において周囲温度の空気によって冷却されることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の構造。
請求項11
燃焼機関(2)へ排気ガスを再循環させる戻りライン(11)と、排気ガスを冷却するEGRクーラー装置(14,15)とを含む燃焼機関(2)の排気ガスを再循環させる方法であって、EGRクーラー装置(14,15)内に生じる凝縮液を容器装置(15c)に集める段階と、容器装置(15c)からEGRクーラー装置(14,15)における排気ガス流路部に凝縮液を送る段階とを含むことを特徴とする方法。
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优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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